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船弁慶

上方落語に船弁慶というのがあります

暑い夏の日 舟遊びをしようと悪友が誘いに来ます その応対と 帰ってきた嫁さんとの応対 嫁さんをだまして舟遊びに出ますが ばれてしまい どたばたが始まります

この落語 最初は桂枝雀のCDで聞きました ところが30分過ぎ 嫁さんをだまして家をでたところで お後はレコードでどうぞ と突然終わってしまいます

30分以上話していますし 中身は抜群に面白い あーこんな落語だと思っていたんですが なぜ船弁慶という名前なのだろうと思っていました

後日 おなじ枝雀の演芸を別のCDで聞きますと 最後まで演じています 大川に舟遊びに行き そこで嫁さんに見つかってしまい 大立ち回りが始まります 最後きーさんが弁慶のまねをして 落ちになります その他 DVDの船弁慶も持っていますが これが一番しっかり演じているかな 

このように 桂枝雀の落語は 同じ演題でも一席 一席が全然違います

私が好きなのは しっかり演じてるDVDより 半分しか話が進まなかったCDのほうです

でも この落語の落ちがもう一つだなーと思っていたら 桂文珍が見事に落ちを変えてました 彼の船弁慶では 弁慶と声をかけられたきーさんが 割り前を払っていると 声をかけた人間に言い返します それまでの落ちは 弁慶といわれたキーさんが 悪友に向かって 弁慶と言われたから 割り前を払わなくていいだろうと持ちかけます

半分しか話が進まなかった枝雀の落語は この落ちまで行かなかったから よけいに面白く感じたのかなー

文珍は 七度狐でも 大胆に古典を変えています

古典だからいらわない という態度はだめなんでしょうね 古典でもおかしいと思ったら どんどん変更を加える 桂文珍から 目が離せません

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